宿は、その名のとおり江戸時代から明治初期まで宿場として栄えた地区(上宿)があります。また、旅人に衣食住を提供する商家が建ち並んでいたようで、今でも上酒屋・枡屋・蝋屋・綿屋・下酒屋など往昔を偲ばせる「屋号」の表札が見られます。
さて、現在の宿郷は、宿交差点を中心に周辺の開発が急速に進んで、まちの景観が大きく変貌してきました。世帯数も700世帯を超え、自治会組織の充実強化が重要な課題となっています。
7月15日は夏越祭り。「子供みこし」は、小・中学生が法被姿で鉦や太鼓を鳴らしながら「みこし」を曳いて郷内を練り歩きます。夜は、鹿山神社奉納演芸を披露して夏のひと時を過ごしています。
9月23日は鹿山神社奉納相撲大会。鹿山神社の由緒によると、1870年(明治3年)に奉納してから今年が140年目に当たります。子供相撲や各連合班対抗の取り組みと0歳児の子供土俵入りには多くの参加があり、大いに賑わいを見せています。
2月の文化祭では、作品展示と食改委員によるヘルシー料理の試食会、老人クラブや女性部等と連携して、うどん・海産物等のバザーを行って交流の場づくりに努めています。同時開催の健康ウォークにも参加が多くなってきました。
佐賀県厳木町牧瀬公民館(現唐津市)との交流を始めてから20年。毎年交互に訪問して、相互の特色ある地域文化へのふれあいとスポーツ交流を深めています。
鹿山雷神太鼓が創設されてから今年で15年。新しい文化の創造によって、子どもたちの健全育成と地域の活性化に努めています。更に地域文化としての高揚と活躍を期待しています。
これからも、歴史遺産や伝統文化を継承しながら、新しい文化の創造と住みよい地域づくりを目指したいと思います。 |