折敷瀬郷は、波佐見町の中央北部で佐賀県有田町との県境に位置し、北の玄関口に波佐見有田インターがあり、全国へ通じています。
また、県道の川棚有田線と佐世保嬉野線が交差しており、陶磁器関連事業所や住宅・商店などが次々と立ち並び、小・中学校や体育センター、総合文化会館などの文教地域が形成されています。
山々から流れる川は川棚川(波佐見川)となり、折れ曲がった川の形がお供え用の三宝”折敷の姿だったので、折敷瀬の地名になったと言われています。
現在、世帯数は約700で、大きな自治会となっています。
郷の鎮守である岩倉神社は老朽化のため、建て替える必要が生じ、幸い郷有林の売却代金を貯蓄されていたので、神社の建設資金に充てることができ、平成19年11月3日落成の運びとなりました。
これも、先輩たちが守り育ててこられた功績であり、全世帯に紅白の餅と白磁の盃が配られ、一大事業をみんなで喜び合いました。
また、子どもたちの健全育成を願い、町を通じてコミュニティ(宝くじ)助成事業を活用して、神輿やハッピなどを揃え、手造りの神輿とともに、平成19年7月22日の岩倉神社献燈祭の日に第1回子どもみこし祭りを開催しました。暑い中、子どもたちが郷内を練り歩き、地域の方々に喜ばれて今年で3回目となりました。夜になると、多彩な演芸が奉納され、たくさんの人出で賑わいます。
郷の運動会は2年に1回開催され、内ノ波、西、小熊、舞相、荷土、山崎、江良山、甲辰園の八連合班対抗で盛り上がります。
また、各連合班でも花見やグラウンドゴルフ大会、夏祭りなどを行い、地域の絆を深めています。
まもなくボートピアが完成し、長崎キヤノン(株)も着工され、新風が吹き、今後、確かなまちづくりが出来ることを願っています。 |