鬼木という木はどんな木だったのでしょう。狩りをしていた大昔、驚くほどの巨木があり、それが地名になったと伝えられています。
平成5年、全戸出資による農産物加工センターがオープンし「棚田の駅」として、鬼木みそや清流漬をはじめ、安全・安心な特産品が全国各地で好評を博しています。
平成10年に建設された農民具資料館には、江戸時代からの農民具が多く展示され、地元出身の児童文学者・名誉町民 福田清人先生のコーナーも設けてあり、ご遺徳を偲ぶことができます。
さて、先人達の偉業とされる石垣による棚田は、平成11年に「日本の棚田百選」に認定されました。
これを機に地域の活性化を図ろうと、転作作物である大豆を枝豆として少し早めに収穫してもらい、都市住民の方に楽しんでもらおうと平成12年10月に開催したのが棚田まつりの始まりとなりました。
収穫の喜びを通じての交流や、本当にやって良かったという満足感、自分の地域を誇れる心がひとつとなり、それ以降の活動につながっているのでしょう。2回目から登場の案山子は、アニメや世相を反映した物が多く、今や集客の主人公となりました。
9月23日(祝)この時期、鬼木棚田は彼岸花が見ごろを迎え、秋風に黄金色の稲穂が微笑む大自然の絶好の季節の中で、町文化財鬼木浮立の華やかな音色がのどかな山間にこだまします。「21世紀の社交場」鬼木棚田へお越しください。
近年、地域の伝統はすたれ、住民の絆までもが薄れつつある時代と言われていますが、郷民が一丸となって、伝統ある地域性、また、日本の原風景である貴重な財産「棚田」を活かしながら更なる活性化を目指します。
一日の活力源は
『朝一杯のみそ汁と、朝ごはんから』 |