金屋郷は現在、町内では中位の自治会です。位置的には町内の中心部に近く、役場や学校などが近く、便利で静かな地域です。
郷の玄関口には、大きな鳥居があり、それを通過し約2・5㎞登ると金屋神社があります。金屋のシンボルである金屋神社からは町の中心部が見え、神社上部の奇岩(猿岩)からは、波佐見のすばらしい景色が広がっています。
金屋神社の歴史は古く、再来年(2012年)には1280年祭を迎えます。九州では古い由緒ある神社で、小話で豊臣秀吉が朝鮮出兵時に、神社周りの杉を切り倒し、伊万里まで運んで船の帆柱に利用したと言う話があります。
春の大祭には若者達が御神輿を担ぎ、急斜面を登って奥殿で祈願し、夏の夏越祭には子供神輿が郷内を練り歩きます。
春・夏ともに神事が終われば、中尾・鬼木・折敷瀬など四地区の有志が揃った演芸会が催され、大変賑います。
郷では、自治会と別組織で金屋自然の会を組織し、神社を中心とした町おこし活動をしています。 神社の周りにえびね蘭の植栽、郷全体の銘木選定、鳥居前に大門松製作、年越し竹燈の設置、春には菜の花、秋はコスモスと四季折々の自然を生かした取り組みをしています。
秋のコスモス開花の時季には、井石、中尾、鬼木の協賛でJRウォーキング大会が開催され、約1700名の方々にコスモス街道を歩いてもらい、大変好評を得ています。
郷の行事は、お年寄りから子どもまでが参加できる、ふれあいグラウンドゴルフ大会、9月には敬老会、10月は郷ウォーキング大会を開催し、ウォーキングをしながら地域の銘木等を見て、地域の再発見を深めています。
これからも、このすばらしい自然と古い歴史を生かしながら、住みよい郷づくりに努めていきたいと思います。 |